現在日本の個人におけるスマートフォンの保有率は、総務省の調査によると約70％であるとされています。そのスマートフォン保有者の中には、外出先でのネットワークを使用する際に自身のポケットWi-Fiを使う方がいます。
一方で、ポケットWi-Fiを持たない方は公衆のWi-Fiを利用する機会が多いと思います。そこで心配されるのが、ウイルス感染や通信内容の情報の漏洩の危険性です。
今回はその危険を回避するため、VPN おすすめのアプリについて紹介していきます。
公衆Wi-Fi利用時の危険性とは
まず、公衆Wi-Fiを利用することでの危険性について簡単に以下にまとめていきます。
- 通信内容が漏洩する
- 個人情報が盗まれる
- 端末を遠隔操作される
公衆（フリー）Wi-Fiには、通信が暗号化されていないものがあります。もし暗号化されていない場合、LINEの内容やメールのやり取りや電話帳などの情報が漏洩する可能性があります。
また端末が乗っ取られることで、GPS機能から場所が特定されたり、カメラアプリを通して顔や家の様子などを勝手に撮影されたりする危険性があります。
VPNとは
上記のような危険性を回避し、安心して公衆Wi-Fiを利用したい時の味方が「VPN」です。
VPNとは、バーチャル・プライベート・ネットワークの略称です。このVPN 接続することで、保護された専用トンネルを通るようなイメージで通信が行えるようになります。
そのため第三者からの盗み見や不正サイトへの誘導などの危険を遠ざけることを可能にします。
VPNのメリットとデメリット
VPNについて分かったところで、次に気になる「VPNを導入するメリットとデメリット」についてまとめていきます。
メリット
- 通信を暗号化できるため、安全に通信ができる
- リモートで社内ネットワークへのアクセスが可能（モバイル端末も可能）
- 低コストで拠点間通信が可能
デメリット
- 情報漏洩がゼロとは言えない
- 通信速度が遅くなることもある
- 製品によってはコストが高くなる場合がある
VPNおすすめ無料アプリ5選
| アプリ名 | 対応機種 | ポイント |
| TunnelBear VPN |
| ユーザーのプライバシーを保護する。通信速度と安定性が評判。 |
| Turbo VPN |
| 世界5000以上のサーバーが利用している人気アプリ。ブロック解除が簡単。 |
| VPN Super |
| 様々なモバイル通信で接続できる。再接続が簡単。 |
| HotspotShield VPN & Wifi Proxy |
| 同時接続デバイス数が最大5端末。 |
| SoftEther VPN | iOS、Android、Windows | 日本で開発されており、修正等もしっかりと行われる。様々なプラットフォームで動作する。 |
VPNおすすめ有料アプリ5選
| アプリ名 | 対応機種 | 価格 | ポイント |
| ①Millen VPN | iOS、Android、Windows、Mac |
| 日本製であるため、日本語でのサポートが充実。高速かつ安全。 |
| ②NordVPN | iOS、Android、Windows、Mac |
| 全体的にバンスがとれている。通信速度が最速クラス。 |
| ③Surfshark VPN | iOS、Android、Windows、Mac |
| 同時接続可能台数が無制限。2年以上利用するのでればコスパは最強。 |
| ④ExpressVPN | iOS、Android、Windows、Mac |
| 通信速度が速く安定している。 |
| ⑤Atlas VPN | iOS、Android、AndroidTV、Windows、Mac |
| 破格の料金。広告ブロック機能を標準搭載している。 |
まとめ
気軽にVPNのアプリを利用したい、通信速度はそこまでこだわらないという方にはVPN 無料をおすすめします。一方で、日常的にネットワークを必要とし通信速度やアプリのスペックを求める方には有料のVPNアプリがおすすめです。
また、VPNアプリには海外製が多くありますが、日本製が良いという方には『SoftEther VPN』や『Millen VPN』がおすすめです。ぜひご自身のネットワークスタイルに合わせてVPNを導入し、外出先でも安心したWi-Fiの利用ができるようにしてみてはいかがでしょうか。