新作の製作も発表され、多くのファンが待ち遠しくしている大人気オープンワールドシリーズ『ウィッチャー』。シリーズのなかでも特に人気な『ウィッチャー3』は発売されてから約10年経った現在でもアップデートなどが繰り返され、多くのプレイヤーに愛されています。今回はそんな『ウィッチャー3』PS5版の違いや次世代機レビューを紹介していきます。
ウィッチャー3
The Witcher 3: Wild Hunt(ウィッチャー 3 ワイルドハント)は、2015年に発表されたオープンワールド型のRPG作品です。サイバーパンクなどの高クオリティのオープンワールドゲームを世におくってきた、CD Project RED社が開発した人気シリーズの『ウィッチャー』のナンバリング3作目。ちなみにこのシリーズは、ファンタジー小説「魔法剣士ゲラルト」を原作としており、中世ヨーロッパ風の世界が舞台です。そんな世界で、魔物退治を生業としているゲラルトが様々な能力や装備品を駆使しながら生き抜いていく名作品です。
自由とはこのゲームのこと
本作は、とにかく自由度が高いことで有名な作品です。ゲーム内に登場する都市や村を実際に歩いて周ることができるだけでなく、探索することができ、開けることができる扉は都市だけで2000以上も存在しています。もちろんロードなしでシームレスに移動することが可能となっています。
グラフィックの向上
新世代機向けのアップデートということで、グラフィックはしっかり進化しています。しかし『ウィッチャー3』のグラフィックはもともと美麗だったため、とてつもなく向上をしているということはありません。
モードの追加
ウィッチャー3のPS5版の違いとして、4新たにゲームシステムのふたつのモードが追加されました。60FPSでキビキビ動くパフォーマンスモードと、30FPSに下がるものの高繊細なゲーム画面を楽しめるレイトレーシングモードが追加されました。これにより、FPS値を優先するかグラフィックを優先するかを選ぶことが可能になりました。
ふたつのモードの細かい違い
あくまで体感になってしまいますが、レイトレーシングモードでは影や光が強い場所ではとくに自然的に美麗になっている感じがします。逆にパフォーマンスモードはゲーム的にクッキリ陰影をつけているものの自然さに欠けている感じになっています。
新要素のフォトモード
モードの他に追加されたもうひとつの要素が「フォトモード」です。カメラや画角、露出や被写体深度などといった、設定をある程度変更でき、プレイヤーの好みに合わせてゲラルトたちの活躍を自由に撮影できるようになりました。会話シーン以外の操作可能な場面は撮影が可能となっているので、映え写真を撮ってみるのも面白そうですね。
実写版要素も登場
Netflixにて現在進行形で配信中の実写ドラマ『ウィッチャー』の要素をリスペクトした新要素も登場しています。実写版に登場したものをモチーフとした武器や鎧、一部NPCの見た目に変更など、実写版からゲームを始めた人にも嬉しい要素となっています。
MODの導入
聞いたことのある人も多いであろうMODという要素、その多くがPCゲームでよく見られるが、『ウィッチャー3』の新世代機向けアップデートには、ファンが作ったMODが公式のものとして導入されています。主にグラフィック美麗や一部不具合を改善するものですが、プレイしていて実感できるタイミングこそ少ないものの、家庭用版を遊んでいるユーザーにはうれしいですよね。
ロード速度
ウィッチャー3のPS5での違いとしてはロードが非常に早くなっています。ちなみにファストトラベルは1秒もかからないのはすごいですよね。多くのゲームがシームレスのなか、ロードがあるゲームもありますが、遅いとなるとやる気が失せてしまう人も少ないと思うので、そういった面でもありがたいですよね。
クロスセーブがついに可能に
様々なプラットフォームにて発売されている本作は今までクロスセーブがありませんでしたが、この次世代機アプデと同時に異なるプラットフォーム間でクロスセーブが可能になりました。これが俗に言う「神アプデ」というやつですね。しかし注意すべき点は、異なるプラットフォームでクリアしたデータをロードしてもトロフィーは取得できません。
まとめ
今回は、ウィッチャー3のPS5の違いについて、また次世代機のレビューを紹介しましたがいかがでしたか。こればかりはプレイして確認してみた方が実感できるので、気になった方はぜひプレイしてみてください。